バッチ起動後にフォルダが消せなくなる事象(conime.exe)

Windows Server 2008にて遭遇した事象です。
バッチを起動した後フォルダを削除しようとすると、なぜか削除できない、というメッセージがでてフォルダが消せない(^_^;)

・バッチ自体は難しいことをするわけではなく、いくつかコマンドラインでのコマンドを実施して終了するだけの実にシンプルなもの。
・もちろん、他に対象フォルダを開いているウィンドウがないかどうかは確認済。
・対象フォルダはバッチを実行するために作成したもので、既存プログラムの起動ディレクトリと重複することもない(=コマンドラインレベルでオープンしているプログラムもない)

で、原因ですが、どうやらコンソール用のIMEが悪さをしているようです。
以下、Microsoftの公式情報より

http://support.microsoft.com/kb/975094/ja

Windows Server 2008 および Windows Vista でコンソール アプリケーションを起動すると、コンソール アプリケーションが配置してあるフォルダーが削除できない
現象:Microsoft Windows Server 2008 および Microsoft Windows Vista で、Conime.exe が起動していない状況でコンソール アプリケーションを起動すると、コンソール アプリケーションが配置してあるフォルダーが削除できない。
原因:この現象は、Conime.exe がコンソール アプリケーションの配置されているフォルダーをカレント フォルダーとして動作するため、コンソール アプリケーションが終了しても Conime.exe は動作し続けるために発生します。

つまるところ、コンソール用IMEがバッチプログラムのカレントディレクトリを対象として起動し、バッチプログラムが終わってもそのままプロセスとして残るので、フォルダが消せなくなりますよ、と。

うーん、なんとなくバグじゃないの?という気がしなくもないですが・・・。サーバの設定変更が可能なら、レジストリ設定をいれてしまうと楽です。taskkill(XP-Professional以上の環境限定)やkill(Windows SysInternalから入手)で対処するというのもありかと思います。

解説はここが分かりやすかったです。
http://d.hatena.ne.jp/NyaRuRu/20070809/p1

というわけでしょうもない事象に悩まされた一日なのでした。