RMANによる自動バックアップが失敗

本番環境でOracle 11gでRMANとEMを使った自動バックアップを実施しているのですが、この自動バックアップが失敗するようになってしまいました。

ジョブの実施結果を見ると、ログインが出来なかったために失敗している、ということでアカウント(SYSMAN)の有効期限切れのようです。調べてみると、[Oracle Database] 11gのインストール時、アカウントのセキュリティ設定を直し忘れてますね。

解決法は以下にある通り。

http://blog.goo.ne.jp/bb601410/e/79d22c38edac5054e06756a28ae6933c

とりあえず、10gまで通り(パスワードは無期限有効)にする設定、ロックされたアカウントを復旧させる設定をメモっておく。
1. SQLPlusを起動:
   sqlplus /nolog
2. SYSDBAでログイン:
   conn /as sysdba
3. アカウントのプロファイルがデフォルトのままである場合は、デフォルトプロファイルの設定でパスワードを無期限有効に変更:
   alter profile default limit password_life_time unlimited;
4. ユーザのパスワードを再設定:
   alter user ユーザ名 identified by 新パスワード;
5. ロックされていたアカウントをロック解除
   alter user ユーザ名 account unlock;
これでアカウントは復旧したのだが、OEMが依然としてログインできない状況のまま。。インスタンスへのエージェント接続部にORA-28001が表示されたまま。
原因はOEMで使用されるアカウント(SYSMAN, DBSNMP)についても同様にパスワードの有効期限切れが発生していたためだった。これらについてもパスワードを再設定する必要あり。
1. sqlplus /nolog
2. SYSMANでログインすると、パスワードの再設定を要求されるので、再設定
  connect sysman/旧パスワード
3. DBSNMPについても同様
  connect dbsnmp/旧パスワード

知らなかったのならともかく、知ってて発生させてしまったのはお恥ずかしい限りで(´・ω・`)

Oracle EMにジョブ失敗時の通知メール送信設定を入れよう、と心に誓いました・・・。設定方法は調べるのでまた後日のネタにさせていただきます。